2026年6月5日
建設業界はこれから先、どこにすすんでいくのだろうか、不安でいっぱいだ。ウッドショックからようやく落ち着きが見えてきたと思えば、建築基準法の改正、そしてナフサショックでの価格の高騰と資材不足が私たちを襲っている▼正直、いい加減にしてくれという思いだ。といっても現行法に基づいて仕事をしていかないといけない。それでは住み手はどうなるのだろう。確かに住環境は良くなるし、一定基準を満たせば補助金の活用も考えられるが、工事代金は高額になる。身の回りの物の値上がりや将来の不安から、もう少し辛抱してようすを見ようかとなる▼国の住宅政策も資本力の強いところに有利となっている。それを一人親方など零細業者が支えている構図は、すべての産業や社会のあり方にみられる。これを変えることは不可能なのだろうか。国がもっと庶民の生活視点の政策に変わってくれたら、少しは良くなるのではないか▼この苦しい現状を乗り越えるためにも、今こそ仲間のつながりと絆を強めて、乗り越えるすべを見出して前を向くしかない。私たちの組合は苦しい時ほど結びつきを強め、困難に立ち向かってきた誇れる歴史を持っている。今こそ歴史に学び、前を向いて歩もう。(政)
【建築ニュース1289号(2026年6月15日付)】